たひ

 

死ぬならいつがいいかな

 

たまに考える

 

若くて比較的綺麗な時に死にたいな

じゃあ今ぐらいが死に時じゃないか?

 

死ぬっていうのは誰かしらに

迷惑がかかるものだと思うし

なにより気がかりなのが

私が今死んだら奨学金という名の借金を

全て親に押し付けてしまうことになる

 

お金さえあればなんにも考えなくて

死ねるのにな、たまに思う。

 

私の頭を悩ませるのはやっぱりいつも

いつもいつもいつもお金の事ばかりだ。

 

あれほしい、これほしい

あれやりたい、これやりたい

時間はある

だから働く

でもやりたい事に見合ったお金を調達するまでに

馬鹿みたいに時間がかかる

残念ながら時間は有限だ

そんな悠長に待ってられるほど

私は私の時間を持ち合わせてはいない

 

やりたいことを叶えるまでの間

エネルギー補給がいる

補給しないとやっていけない

でも補給することをやめれば

早くやりたいことに近づけることも知ってる

でも補給しないとモチベーション保てない

 

学生時代の休みという休みをバイトに費やして

お金を稼いでいたけどやっぱり全然足りなかった

お金さえあれば

お金さえあれば

 

いっつも思う

お金に思考が支配されてる

脳が心が侵されてる蝕まれてる

いつからこんなに貧相になったんだろう

心がやせ細ってしまったのだろう

狭くなったんだろう

擦り切れてしまったのだろう

 

お金がない

とは言いたくない

それなりにはある

2〜3こぐらいはすぐに叶えられる

でもやりたいこと全部をするためのお金がない

全然足りない

お金がない

 

やりたい事を叶えた後の安心材料の

それなりのお金を残すっていうことも

やらないといけない

そうすると全然足りない

使い切ってしまうとやりたい事全部できる

でも使い切った後、何も残らないの

それこそ相当ストレスのかかるもので

私にはそっちの方が耐え難い

 

お金ない

といって可能性を潰すやつが

誰よりも何よりも嫌いだ

 

お金を稼ぐ方法なんかいくらでもあるのに

お金を貯める方法なんかいくらでもあるのに

 

なぜ

お金がない

という一言でその可能性を潰すの

 

行きたくないならやりたくないなら

そう言ってくれた方が何万倍もマシだ

 

お金がない

といって可能性を潰してる奴を見ると吐き気がする

 

友達とご飯に行く

遊びに行く

テーマパークに行く

温泉に行く

ちょっとした旅行をする

海外旅行をする

 

そんなに難しい事じゃない

 

時間はかかるけどいつかはできる

でもそれらを全部満たすためのお金がない

そんな私に1番腹が立つ

 

なんでこんなにないんだろうお金

満たされない

 

満たされないと絶望する

これならもう今世は諦めよう

現世は諦めた方がいいんじゃないか

とさえ思うこともある

 

仕事はしてるけど

別に私1人ぐらいいなくなっても

誰かが補填してそれで終わりだし

唯一無二の存在でなんかあるわけないし

 

誰かの何かのなんでもいいから

唯一無二の存在になりたいと夢を見ることがある

誰かの生きる意味になりたいとも思うことがある

私無しじゃ生きていけない

そんなやつに出会いたいと思うことがある

 

私が死んだらどれだけの人の記憶に残るだろう

顔も声も姿形も無くなって

でもその人の心の中では生き続けて

唯一無二の存在であり続けられる

そんなことがあり得るのだろうか

 

別に忘れられてもいいし

どうせ忘れられるし

 

なんかそういう奴いたな

あれ?そんな奴いたっけ

 

その程度の人間だから

高望みはしないよ

 

まぁこんなこと言ってる奴ほど

長生きするんだろうなって

 

いい人は早くに、若くに亡くなって

人々に惜しまれつつ見送られるんだ